DTC(Direct-to Consuma)遺伝子検査が盛んになってきました。
この遺伝子検査はすべて『一塩基多型(SNPs)』の解析です。
遺伝子検査は2万円〜5万円で約70〜200以上項目(疾患、体質)を検査できるサービスです。
ここで話題の3社とアメリカのGoogle会長の妻が運営する話題の23andMeについて分かる範囲で比較してみました。
①ジーンライフ(ZERO) 提供はジェネシスヘルスケア株式会社
価格:29800円 遺伝子数:203個、 疾患・体質:70項目
一項目当たり約3個の遺伝子変異のみ検査
検査機関:ジェネシス遺伝学研究所(かずさアカデミアパーク内)
検査検体:唾液
解析結果:ログインしWebで確認、支援プログラム無し
②ジーンクエスト(東京大学農学生命科学ベンチャー企業)
価格:49800円 遺伝子数:約5000個 疾患・体質:約200項目
一項目当たり約25個の遺伝子変異のみ検査
検査機関:株式会社サインポスト
検査検体:唾液
解析結果:ログインしWebで確認、支援プログラム無し
③マイコード (株式会社DeNAライフサイエンス運営)
価格:29800円 遺伝子数:不明 疾患・体質:283項目
検査機関:東京大学医科学研究所
検査検体:唾液
解析結果:ログインしWebで確認、有料で健康支援プログラム(栄養士、保健師)
④23and Me (アメリカ)
価格:99ドル(約10000円) 遺伝子数:不明 疾患・体質:250項目以上
検査機関:CMS(the Centers for Medicare and Medicaid Services)が運営するCLIA認定研 究機関
検査検体:唾液
解析結果:ログインしWebで確認、健康支援プログラムなし
ここで分かるように、遺伝子検査は綿棒による擦過での口腔粘膜ではなく唾液を検体とする検査にシフトしていることが分かります。
以前にも綿棒による擦過での口腔粘膜検体は、口腔内細菌などでDNA検査のばらつきがでてしまうと研究機関で言われていました。